デーブ・ロバーツ、大谷翔平をレブロン・ジェームズやバリー・ボンズと比較し世界に衝撃「彼はMLBのGOATだ」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、2025年シーズンに再びメジャーリーグベースボール(MLB)を席巻している。この日本人スーパースターは、投打二刀流の圧倒的なパフォーマンスで世界を驚かせ、ドジャースの監督デーブ・ロバーツから「MLBのGOAT(Greatest of All Time)」とまで称される存在となった。ロバーツは、大谷をバスケットボールのレブロン・ジェームズや、MLB史上最多の762本塁打を記録したバリー・ボンズと比較し、「彼は野球の枠を超えたゲームチェンジャーだ」と断言。2025年5月19日時点で、大谷の活躍はファンのみならず、スポーツ界全体に衝撃を与えている。

大谷の2025年シーズンは、すでに歴史的なものとなっている。5月18日までの成績で、打率.313、16本塁打(ナショナルリーグ1位)、29打点、49得点(リーグ1位)、10盗塁を記録し、OPS(出塁率+長打率)は驚異の1.073を誇る(ベースボールチャンネル)。特に、5月9日のダイヤモンドバックス戦では、9回2死から130メートルの特大11号ソロを放ち、チームを鼓舞。続く10日には、9回に決勝の12号3ランを叩き込み、敵地を震撼させた。ロバーツは試合後、「ショウヘイとボンズは、私が見た中で最高の選手だ。彼の勝負強さは別次元」と絶賛し、バット投げの“確信”パフォーマンスに「感情を見せてくれて良かった」と笑顔を見せた(Full-Count)。Xの投稿(@30R9gmaMUy3guDJ)でも、ロバーツが「大谷の勝負強さはボンズ以来」と語ったことが話題に上がり、ファンの間で「GOAT論争」が過熱している。

ロバーツの称賛は、大谷の二刀流のユニークさに根ざしている。投手として2023年に10勝を挙げ、打者として44本塁打でア・リーグ本塁打王を獲得した大谷は、2024年の右肘手術後も打者として進化を続けている。2025年は投手復帰が期待される中、打撃面での貢献はさらに際立つ。5月16日のボブルヘッドデーでは、3試合連続本塁打を記録し、ロバーツは「年4、5回のボブルヘッドデーじゃ足りない」と冗談交じりにコメント(サンスポ)。大谷のOPSは、フレディ・フリーマンの1.097に次ぐリーグ2位で、MVP級の活躍が続く(ベースボールチャンネル)。ロバーツは『The Herd with Colin Cowherd』で、「レブロンやタイガー・ウッズのような世界的な期待を背負う選手」と大谷を形容し、「彼は野球を変える存在」と強調した。

大谷の影響力は、統計を超えて文化的現象となっている。2月には、レブロン・ジェームズやリオネル・メッシと共演したBeatsのCMが公開され、「GOAT×3」と話題を呼んだ(日刊スポーツ)。ロサンゼルスでは、FOXスポーツが大谷をレブロンより上位の「トップアスリート」に選出。「50本塁打・50盗塁の前人未到の記録と、満票MVP3回は規格外」と評価した(日刊スポーツ)。Xの投稿(@shoutaimuzu)によると、大谷は「新たなファン層を呼び込み、ドジャースに無限の価値をもたらす」とロバーツが称賛。2024年のワールドシリーズ制覇に続き、2025年も連覇を目指すチームの中心として君臨している。

しかし、ロバーツの「GOAT」発言は、ボンズとの比較で議論を呼んでいる。ボンズ自身は、3月に「現代の野球は私の時代と異なる」と大谷の50-50記録に異論を唱えたが、親しい関係者には「お金を使うならショウヘイ」と絶賛(Full-Count)。ロバーツは、ボンズの打撃技術を「史上最高」と認めつつ、「大谷は投打両方でトップクラス。最高の選手だ」と二刀流の価値を強調(ABEMA)。大谷の投手復帰時期は不透明だが、ロバーツは「時間はたっぷりある」と楽観的だ。

大谷のプレーは、毎試合がイベントと化している。5月18日のエンゼルス戦では、菊池雄星との“花巻東対決”で2安打を放ち、ファンを沸かせた(ABEMA TIMES)。ボブルヘッドデーの長蛇の列や、Amazonプライムビデオの中継視聴率の高さが「大谷フィーバー」の規模を示す。ロバーツの「GOAT」発言は、大谷がレブロンやボンズを超える存在として、野球史に新たなページを刻んでいることを象徴している。2025年、彼の物語はまだ始まったばかりだ。

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