ロサンゼルス・ドジャースのスター選手、大谷翔平が、2025年5月20日に自身のソーシャルメディアで驚くべき投稿を行い、話題を呼んでいる。大谷選手は、約200万ドル(約3億円)と評価される希少なスポーツカー、日産スカイラインGT-R R34の写真を公開した。この車は、車好きの間でも伝説的な存在として知られ、ファンの間で大きな反響を巻き起こしている。日刊スポーツやスポーツ報知によると、大谷選手のこの投稿は、彼の野球以外の趣味やライフスタイルにも注目が集まるきっかけとなり、X上でも多くのコメントが寄せられている。

大谷選手が公開した写真では、彼がドジャースのユニフォームを着て、日産GT-R R34の前でバットを持った姿が収められている。背景には緑豊かな公園が広がり、黒光りするGT-R R34がその存在感を際立たせている。別の写真では、大谷選手が車に寄りかかり、リラックスした表情を見せている姿も確認できる。この車は、1999年から2002年にかけて生産されたR34シリーズの中でも特に価値が高いモデルで、Car and Driverによると、2025年現在の市場価格は状態の良いもので200万ドルを超えることも珍しくない。Xの投稿、例えば@carenthusiastjpからは、「大谷がR34を手にしているなんて夢のようだ!」と興奮の声が上がっている。

大谷選手がこのような高級車を所有していることは、彼の経済的成功を象徴している。Forbes Japanの報道によれば、大谷選手は2024年にドジャースと結んだ10年7億ドルの契約に加え、数多くのスポンサー契約により、2025年の年収は推定1億ドル(約150億円)に達するとされている。この収入は、彼が贅沢なライフスタイルを楽しむ余裕を持つことを可能にしており、GT-R R34のような高額な車を購入することも自然な流れと言えるだろう。日本経済新聞は、プロスポーツ選手が自身の成功を象徴するアイテムとして高級車を選ぶ傾向にあると指摘し、大谷選手の選択もその一例であると分析している。

一方で、この投稿は大谷選手の趣味の一端を垣間見せるものでもある。THE DIGESTによると、大谷選手は以前から車に強い関心を持っており、特に日本車に対する愛着が深いとされている。日産GT-R R34は、日本車の中でも特に象徴的な存在であり、そのデザインと性能から世界中でカルト的な人気を誇っている。大谷選手がこの車を選んだ背景には、彼の日本文化への誇りや、自身のルーツに対する敬意が感じられる。読売新聞のインタビューで、大谷選手はかつて「日本車には特別な魅力がある」と語っており、今回の投稿はその言葉を裏付けるものと言えるだろう。

しかし、この華やかな投稿の裏には、大谷選手を取り巻く複雑な状況も存在する。朝日新聞によると、2024年に発覚した元通訳・水原一平氏による不正送金事件は、大谷選手のイメージに一時的な影を落とした。約1700万ドルが違法賭博の返済に使われたこの事件で、大谷選手は被害者と認定されたものの、最近辞任した主任検察官が「関与の可能性を否定できない」とする声明を発表し、再び注目を集めている。NHKの報道では、大谷選手がこの騒動にも関わらず精神的な強さを保ち、2025年シーズンで打者としてメジャートップタイの20号本塁打を記録するなど、フィールド上での活躍を続けていることが伝えられている。
大谷選手のGT-R R34公開は、ファンにとっても励みとなるニュースだ。X上の@noborder_17は、「大谷がこんな素敵な車を持っているなんて、ますます応援したくなる!」とコメントし、多くのファンが同様の気持ちを抱いているようだ。スポーツ報知によると、大谷選手は投手としての復帰が遅れているものの、打者としてのパフォーマンスは依然として圧倒的で、ドジャースのワールドシリーズ制覇に向けた重要な存在である。鈴村裕輔氏がnote.comで述べたように、大谷選手の精神的なタフさが試される時期ではあるが、この投稿からは彼のポジティブな姿勢が伝わってくる。
今後、大谷選手がどのような活躍を見せるのか、また彼の車コレクションに新たな一台が加わるのか、注目が集まる。GT-R R34の公開は、大谷選手の成功と情熱を象徴する出来事として、ファンに新たな感動を与えた。