2025年5月18日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、またしてもその温かい人柄で世界を魅了した。現地メディア「スポーツネットLA」の人気女性リポーター、キルステン・ワトソンさんが、大谷から受け取った“とっておきの贈り物”に心を揺さぶられ、その感動をインスタグラムで共有。X上ではファンから「大谷らしい!」「キルステンの反応が最高!」と話題が沸騰している。この贈り物は、大谷の細やかな気遣いと、彼がフィールド外でもどれほど特別な存在かを示すエピソードとして、広く注目を集めている。

事件の舞台は、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムでのエンゼルス戦直後のインタビュー。5月17日、大谷は「1番・DH」で出場し、3試合連続となる16号ソロホームランを放ち、両リーグ単独トップに立つ活躍を見せた。しかし、試合後のインタビューで注目されたのは、彼のパフォーマンス以上に、ワトソンさんへのサプライズだった。ワトソンさんが自身のインスタグラムに投稿した動画によると、大谷はインタビュー中に彼女に小さな箱を手渡し、「これ、キルステンに」と微笑みながら言ったという。箱を開けたワトソンさんは、目を見開いて驚き、「ショーヘイ、これは何!?」と声を上げた。中には、大谷の愛犬デコピンのイラストが刻まれた特注のキーホルダーと、彼のサイン入りメッセージカードが入っていた。

この贈り物の背景には、大谷とワトソンさんの信頼関係がある。ワトソンさんは、2024年シーズンから大谷の試合後インタビューを担当し、彼の50本塁打50盗塁達成時やワールドシリーズ優勝の瞬間にも立ち会ってきた。彼女は大谷の誠実な態度とユーモアに魅了され、過去に「ショーヘイは選手としても人間としても別格」と語っている。一方、大谷もワトソンさんのプロフェッショナルな姿勢を高く評価。昨年8月、試合後に水をかぶった彼女が笑顔でインタビューを続けた“プロ魂”が話題となり、大谷が「キルステン、最高だよ」と称賛したエピソードは記憶に新しい。

Xでのファンの反応は熱狂的だ。@ShoTimeFanは「大谷がデコピンのキーホルダーを贈るなんて、めっちゃほっこりする!」と投稿し、@BaseballLoverは「キルステンの驚いた顔がリアルすぎる。大谷のこういう気遣いが彼を特別にする」とコメント。贈り物には、大谷の妻・真美子さんも関わっていたとの噂もあり、カードには「From Shohei & Mamiko」と書かれていたという情報がXで拡散。真美子さんは、4月20日に第一子となる長女を出産後、チームの婦人会を通じて選手やスタッフに手作りの差し入れを提供しており、彼女の温かさもこの贈り物に反映されていると見られている。
大谷の気遣いは、過去にも数多く報じられてきた。2023年の「母の日」では、ピンクのスパイクでプレーし、試合後にそのスパイクをファンにプレゼント。2024年には、東京ドームでの開幕戦で真美子さんからの差し入れ「From Mamiko」をチームメートに配り、話題を呼んだ。こうした行動は、彼が単なるスーパースターではなく、身近な人々を大切にする人間であることを示す。ワトソンさんも、インスタグラムの投稿で「ショーヘイ、こんな素敵な贈り物をありがとう。あなたは本当に特別」と綴り、涙目で感謝を伝えた。
このエピソードは、大谷の2025年シーズンの活躍と相まって、彼の影響力をさらに高めている。5月12日には「母の日」にピンクバットで9試合連続安打を記録し、チームの快勝に貢献。スポニチによると、彼の広告収入は2025年に推定1億ドルに達し、タイガー・ウッズらに並ぶ偉業を達成。一方で、代理出産や偽装結婚といった根拠のない噂がXで流れたが、ファンからは「大谷の行動がすべてを物語る」と一蹴されている。
大谷の贈り物は、ワトソンさんだけでなく、世界中のファンに感動を与えた。デコピンのキーホルダーは、彼の愛犬への愛情とユーモアを象徴し、メッセージカードは真美子さんとの絆を垣間見せる。試合でのホームランと同じくらい、彼の心遣いが人々の心を打ち、ドジャースのスターとしてだけでなく、人間・大谷翔平の魅力が輝く瞬間だった。ワトソンさんの「ショーヘイ、ありがとう」の言葉は、きっと多くのファンの気持ちを代弁しているだろう。